桐五重奏団 KIRI QUINTET

 

1974年、桐五重奏団は共に桐朋学園に学んだメンバーにより結成され、日本初の室内楽コンクール(主催:民音)にて斎藤秀雄賞受賞。以来定期的に演奏会を行なっています。

2024年桐五重奏団は結成50周年を迎えます。

50周年記念演奏会  50th Anniversary

2024年7月21日(日)14:00開演(13:30開場)

東京文化会館 小ホール

 

PROGRAM  
ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲  イ長調  Op.81

ブラームス:ピアノ五重奏曲  ヘ短調  Op.34

 

全席自由 一般5000円  学生3000円
ご予約・お問合せ  オフィスアルシュtel.03-3565-6771

東京文化会館チケットサービスtel.03-5685-0650

https://www.t-bunka.jp/tickets/

 

チケットぴあ

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2406078

イープラス

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PROFILE

2024年1月更新

弘中孝 piano

6歳からピアノを始め、東貞一、井口愛子、井口基成の諸氏に師事。桐朋学園に学ぶ。1961年第30回日本音楽コンクール第1位、特賞ならびに安宅賞を受賞。その後ヴァン・クライバーン国際コンクール入賞。シフラ国際コンクール第1位、ロン=ティボー国際コンクール第4位入賞。1963年から1965年フルブライト給費留学生としてジュリアード音楽院に留学、S.ゴロニツキー教授に師事。1966年から1969年マルセイユ音楽院にてP.バルビゼ氏に師事。1969年より本格的な演奏活動に入り、国内外で活躍。オーケストラとの共演を始め、リサイタルや室内楽の分野でも、1974年結成した桐五重奏団を中心に充実した活動を展開。国際コンクールの審査員、音楽祭ディレクター等務める。2013年3月まで東京音楽大学教授。ソロCDでは「ブラームス:ピアノ作品集」、「ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ、シューマン:交響的練習曲」をリリース、各方面から高い評価を得る。


久保陽子 violin

3歳より父の手ほどきを受け、その後、折田泉、村山信吉、J.イスナールおよび斎藤秀雄らに師事。1962年桐朋女子高等学校音楽科卒業、同年チャイコフスキー国際コンクール第3位入賞。1963年よりフランス政府給費留学生としてパリに留学しR.ベネデッティ、J.カルヴェに師事。1966年マルセイユ音楽院ディプロマコースを卒業、名誉市民メダルを授与される。1964年パガニーニ国際コンクール、1965年ロン=ティボー国際コンクールにて第2位。1967年からJ.シゲティに師事。その後クルチ国際コンクール第1位。ソリストとして演奏活動する他、弘中孝と共に桐五重奏団を主宰する他、久保陽子トリオ、ジャパン・ストリング・クヮルテットなど室内楽奏者としても活躍。2011年3月まで東京音楽大学教授。CDでは「J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全6曲」、「ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全3曲」、「ベートーヴェン:ピアノ・トリオ第7番大公、ブラームス:ピアノ・トリオ第1番」、「パガニーニ:カプリース全24曲」をリリース、いずれも高評を得ている。


中村静香 violin

桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。文化庁芸術家派遣在外研修員としてジュリアード音楽院に留学。第52回日本音楽コンクール第1位。及び増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞受賞。第29回海外派遣コンクール特別表彰。第3回日本国際音楽コンクール入賞。鷲見三郎、海野義雄、小林健次、ドロシィ・ディレイの各氏に師事。これまでに、NHK交響楽団等、各オーケストラと共演し、各地の音楽祭にも出演している。ヴィオリストとしては、2003年に大垣音楽祭でソロ・デビューを果し、その後はヴィオリストとしての活躍の場も広げている。「シューベルティアーデ」等のCDをリリース。現在、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。東京音楽大学准教授、フェリス女学院大学非常勤講師。日本音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール等の審査員も務める。


店村眞積 viola

京都に生まれる。6歳よりヴァイオリンを始め、東儀祐二、鷲見三郎、江藤俊哉の諸氏に師事。学生コンクール、日本音楽コンクールなど受賞歴を重ね、桐朋学園大学を経て、イタリアに渡り、P.ファルッリ氏に師事。その後、指揮者R. ムーティ氏に認められ、フィレンツェ市立歌劇場の首席ヴィオラ奏者となる。1977年ジュネーヴ国際音楽コンクールヴィオラ部門第2位 入賞。ヨーロッパ各地でソリスト及び室内楽奏者としても活躍。帰国後もソリストとして多くのオーケストラと共演。サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団メンバーであると同時に、ヴィオラの祭典「ヴィオラ・スペース」への出演を始め日本を代表するヴィオラ奏者として、室内楽やソロの分野でも幅広 い活躍を展開、CDも数多くリリースしている。読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者、NHK交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者、東京音楽大学教授を歴任。現在、東京都交響楽団特任首席ヴィオラ奏者。京都市交響楽団首席ソロヴィオラ奏者。東京音楽大学客員教授。


毛利伯郎 cello

10才よりチェロを始める。上原与四郎氏、桐朋学園で青木十良氏、ジュリアード音楽院でハービー・シャピロ氏に師事。室内楽をロバート・マン、サミュエル・ローズ 、フィ一リックス ・ガリミア諸氏に師事ジュリアード在学中より、ニューヨークを中心として演奏活動を開始。名地のオーケストラと共演。ワシントンD.C.ケネディーセンタ一のシアタ一・チエンバー・プレイヤーズのメンバーとして、又、シークリフ・チェンバー・プレイヤーズ、カンティレナ・ピアノカルテットなど数多くのグループのメンバーとしてコンサート、レコーディングなど多彩な活動をするかたわらアメリカ、ヨーロッパ名地の音楽祭に数多く出演。その間、ニュ一ヨーク、フィラデルフィア、インディアナの各地で後進の指導にも意欲的に当たる。1985年に帰国。読売交響楽団ソロチェリスト、桐朋音楽大学教授を歴任。現在、桐朋音楽大学特任教授、東京音楽大学特任教授。




HISTORY

■ 結成
桐五重奏団は、日本初の室内楽コンクール(1974年/主催:民音)出場を機に結成されました。
弘中をはじめとする5人のメンバーは、74年5月故・斎藤秀雄先生の元に呼び集められ、その秋に行われる室内楽コンクール出場を目標として結成を促されました。
呼び集められたメンバーは、久保陽子(第一ヴァイオリン)、永田邦子(第二ヴァイオリン)、店村眞積(ヴィオラ)、藤原真理(チェロ)、弘中孝(ピアノ)でした。
桐五重奏団の名前は桐朋学園にちなんだものですが、コンクール出場の申し込み書記入時に、メンバーで和気あいあい決めたもの。コンクールに向かって準備 中、以前より病気加療中でいらした齋藤先生は9/18に逝去。コンクールの結果も、その後の活動を見守って頂く事は叶いませんでした。結果は特別賞、斎藤秀雄賞を受賞。
■ メンバーの変遷
現在、結成時のメンバーは弘中、久保、店村の3名。第二ヴァイオリンは、永田邦子、恵藤久美子を経て中村静香に、チェロは藤原真理、安田謙一郎を経て、毛利伯郎に。現在のメンバーとなってからも25年以上経過しています。
■ 40年間の活動
桐五重奏団は、当初は毎年、しばらくして隔年になりましたが定期演奏会を開催、現在に至ります。2014年9月18日(奇しくも斎藤先生のご命日)に40周年記念演奏会を開催、今年は44年目、第28回となります。
■ CD 桐五重奏団
サン=サーンス:ピアノ五重奏曲 /フランク:ピアノ五重奏曲
MM-1102マイスターミュージック2001年

 

■ コンサート記録 定期演奏会ほか

桐五重奏団 1982年3月26日 モーツァルト協会例会 桐五重奏団、村井祐児Cl イイノホール

桐五重奏団 1982年4月17日

桐五重奏団  2001年 

桐五重奏団  2003年 7月15日 東京文化会館小ホール ショスタコーヴィチ、コルンゴールト、中村透

第23回定期演奏会 2006年12月1日(金)浜離宮朝日ホール
第24回
定期演奏会 2008年7月15日(火)浜離宮朝日ホール
第25回
定期演奏会 2013年9月18日(水)東京文化会館小ホール
第26回
定期演奏会 2014年9月12日(金)浜離宮朝日ホール(結成40周年記念公演)
第27回
定期演奏会 2016年7月16日(土)東京文化会館小ホール
第28回
定期演奏会 2018年7月18日(水)東京文化会館小ホール 

   フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番op.89 コルンゴルト:ピアノ五重奏曲ホ長調op.15 


CD

KIRI QUITET

C.Franck,  C.Saint-Saens
フランク・ サン=サーンス  ピアノ五重奏曲

 

2001年発売

マイスター・ミュージック